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成長ホルモンの自己注射|気になる副作用・費用目安について

 2018/03/01 身長コラム  
成長ホルモン 注射アイキャッチ画像

子供の低身長は、病気によって引き起こされることも。かかっている病気によって「成長ホルモン補充療法」が行われます。成長ホルモン補充療法では、自己注射(ご家庭での注射)をすることになるでしょう。

このページで、成長ホルモン補充療法についてお話ししているので、「成長ホルモン補充療法ってなに?」「自己注射なんて大丈夫なの?」と思っている方は読んでみてくださいね♪

(「子供の成長に関して不安な点がある」という場合は、お医者さんに診てもらうようにしましょう。なお、本サイトには低身長を病院で診てもらおう! 初診~治療までの流れを把握という記事もあります。ぜひ参考にしてみてください)

1. 「成長ホルモン補充療法」ってなに?

まずは「成長ホルモン補充療法」の概要についてお話ししていきますね。

1-1. 「成長ホルモン補充療法」はどんな病気だと行われるの?

病院に行き、検査の結果、お子さんが以下のような病気にかかっていた場合は、「成長ホルモン補充療法」が行われるそうです。

  • 成長ホルモン分泌不全性低身長症
  • ターナー症候群
  • プラダー・ウィリ症候群
  • 軟骨無形成症
  • 慢性腎不全性低身長症
  • SGA性低身長症 など

子供の骨にある骨端線(※)がまだ閉じていなければ、成長ホルモン補充療法によって身長の伸びが期待できます。ちなみに、成長ホルモン補充療法を初めて1~2年くらいは身長がかなり伸びるようです。その後、身長の伸びは緩やかになるんだとか。

また、成長ホルモン補充療法を始める時期によっては、骨端線が閉じるまで何年も続けることになるかもしれません。治療が始まる前に予め覚悟しておいた方がよいでしょう。

※骨端線(こったんせん)とは

‥子供の骨の端に存在する「骨端線」。軟骨細胞が集まった骨端線部分が成長するため、子供の骨が伸び、身長が伸びるのです。そして思春期を過ぎて大人の骨になると、骨端線は閉じてしまい、背は伸びなくなります。

1-2. 成長ホルモン補充療法で行われる自己注射って?

成長ホルモン補充療法では、病気であるお子さんに、成長ホルモン剤を注射して投与します。注射は皮下注射で、皮膚浅い部分に打つそうです。

そして成長ホルモン剤を効果的に作用させるためには、毎晩少しずつ投与する必要あり。(お医者さんによっては「週6日投与してください」「毎日投与してください」と別れるようです。お医者さんの指示に従ってください)

手の上にクローバー

成長ホルモン補充療法では、ご家庭で行える「自己注射をすること」も認められていますので、注射のために毎日病院に行かなくてすみます。お子さんが自分自身に注射を打てない場合は、親御さんがお子さんに打ってあげることになるでしょう。

2. 「成長ホルモンの自己注射」って怖くないの? 本当に大丈夫?

「親がわが子に注射をする」「子供が自分自身の体に自己注射する」と考えると、なんだか怖い気持ちになってしまいますよね…。

「親子にとって自己注射がストレスにならないのか」「成長ホルモン補充療法の副作用」について、この章で触れていきましょう。

2-1. 成長ホルモンの自己注射が、親子のストレスにならないかが心配

成長ホルモン投与(自己注射)のために使う注射器は、病院でよく目にする注射器ではありません。

成長ホルモン補充療法の自己注射で使う注射器は、ボタンを押すだけで打てるタイプがメジャー。

自己注射のイラスト

また、1章でも少しお話ししましたが、成長ホルモンの自己注射は皮膚浅い部分に注射する「皮下注射」痛みもあまりないそうです。

成長ホルモン補充療法を行う前は「自分たちで注射をするなんて、本当に大丈夫なの…?」という親御さん・お子さんもいるようですが、慣れてくると不安な気持ちは薄らいでいくでしょう。

また、お子さんが注射を嫌がったり、痛がったりする場合は、お医者さんに相談してみてくださいね。何人ものお子さんと向き合ってきたお医者さんなら、上手に指導をしてくれるはずです♪

2-2. 成長ホルモン補充療法による副作用は?

「成長ホルモン補充療法の副作用」についても気になりますよね…。成長ホルモンを注射で投与して、体に何か異常が起こってしまわないのでしょうか?

現在の成長ホルモン補充療法で使われる成長ホルモンは「人工的に合成された、人間の体内で分泌されている成長ホルモンと同じもの」なんだとか。そのため、副作用については、あまり心配がいらないそうです。

しかし「大腿骨頭すべり症(股関節部分にある大腿骨頭の骨端線がずれる)」「頭痛」「関節痛」など、報告されている副作用は少ないながらあるようです。そのため、成長ホルモン補充療法を始める前は、副作用について、念のため医師に尋ねておくとよいでしょう。

また、もし副作用が出てしまった場合、気付くためにも、定期的にきちんとお医者さんに診てもらってくださいね。

3. 成長ホルモン補充療法の費用は? どれくらいかかるの?

成長ホルモン補充療法をお子さんに受けさせる場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか? 気になっている親御さんはとても多いと思うので、詳しくご説明しておきますね。

電卓と建物

3-1. 健康保険が適用される場合の費用

健康保険適用の低身長を招く病気で、多いのが「成長ホルモン分泌不全性低身長症」なんだとか。

そのため、ここでは仮に「子供が成長ホルモン分泌不全性低身長症であり、成長ホルモン補充療法を受けることになった。健康保険が使えるので自己負担するのは3割」という場合の一か月分の治療費を出してみます。

ざっくりとした一か月の治療費は「お子さんの体重×10,000円×0.3」が目安。

例えば、お子さんの体重が25kgだった場合は以下のようになります。

25kg×10,000円×0.3=75,000円/月

さらに何らかの助成などを受けると、3割負担だった治療費をさらに減らすことができるかも。

例えば、健康保険には「高額療養費制度」があり、自己負担額が一定(年齢や所得で一定額が決まる)を超えた場合、超えた分の費用を後で戻すことができます。

他には、成長ホルモン分泌不全性低身長症だと「小児慢性特定疾患治療研究事業による医療費助成制度」を使える可能性あり。設定されている条件をクリアし、助成を受けることができれば、負担する治療費をグンと減らすことができるでしょう。

「子供の低身長は病気のせいだった。保険適用でも費用が高いので何とかしたい」という場合は、利用できる制度について調べてみてくださいね。

3-2. 全額自己負担する場合の費用

「低身長で病院へ行ったが、検査の結果、病気は見つからなかった。それでも、どうにか成長ホルモン補充療法を受けさせ、身長を伸ばしてあげたい」と考える親御さんもいるようです。

しかし、保険が適用されず全額自己負担となる場合、費用がとにかく高い…。

自由診療でかかるざっくりとした一月分の費用は、「お子さんの体重×10,000円」だと思いましょう。つまり体重が35kgの子供の場合は、35万円/月もかかるということ。

また、「病気以外の場合、成長ホルモン補充療法は行いません」と自由診療を断っている病院もあります。

「自由診療でもいいから、どうしてもやりたい!」という場合は、自由診療を行ってくれるお医者さんを見つけ、費用についてしっかりと説明を受けましょう。また、お子さんの健康状態にも十分気をつけてくださいね。

4. 【まとめ】お医者さんと一緒に、親子で病気と向き合っていこう!

「成長ホルモン補充療法で自己注射をする」というのは、治療前・治療を始めた直後はやはり不安だと思います。何か気になることがある場合は、お医者さんに相談するようにしましょう。

空にハート

治療期間中は辛い時期もあるかもしれませんが、お医者さんに支えてもらいつつ、親子で乗り越えていってくださいね♪

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