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カルシウムと身長の関係|「牛乳を多く飲めば伸びる」は嘘!

 2018/01/25 身長コラム  

「牛乳をたくさん飲めば身長が伸びる」と、あなた自身が誰かに言われたこと、ありませんか? 私は子供のときに言われたことが…。

しかし、「牛乳をたくさん飲めば身長が伸びる」はどうやら間違った解釈のようです。

牛乳には、骨を丈夫にする「カルシウム」が豊富に含まれています。しかし、カルシウムに身長を伸ばす作用はありません。

「どういうこと?」と思った方もいるはず…。

カルシウムについて、このページで詳しくお話しするので、ぜひ知識を深めてくださいね♪

※このページでは、カルシウムを含むいくつかの栄養素をご紹介しています。各栄養素、お子さんに必要な量を摂れるように心がけてくださいね。栄養素によっては、不足だけでなく、過剰摂取でも体に害を与えます。

1. カルシウムと身長の関係性は? 「カルシウム=身長を伸ばす栄養素」ではない

まずは「カルシウムが身長にどう関係しているのか」から見ていきましょう。

「カルシウムには身長を伸ばす効果がある」と思っている方もかなり多そうですね。しかし、「カルシウム=身長を伸ばす」は少し違います。

そもそも、子供たちの身長が伸びるのは、子供たちの骨にある骨端線(軟骨細胞の集まり)が伸びるから。ちなみに、骨端線は思春期が過ぎると閉じてしまいます。

骨端線のイラスト11

骨端線にある軟骨細胞のもととなっているのは「たんぱく質」です。そのため、たんぱく質は「身長を伸ばすためにも大切な栄養素」と言われています。

では、カルシウムはどうなのでしょうか?

カルシウムは、成長した骨端線の軟骨を硬くします。「伸びる子供の骨を強化する」というイメージですね。

つまり、カルシウムは身長を伸ばすわけではありませんが、丈夫な骨を育てていくために欠かせないのです。

2. カルシウム不足は、子供にどんな悪影響を及ぼすの? 身長以外への悪影響もご紹介

次に、「カルシウム不足による悪影響」についてお話ししていきます。

カルシウムが不足すると、体に異変が出てきます。例えば、以下のような症状が…。

  • 骨・歯がもろくなる
  • イライラしやすくなる
  • 足をつりやすくなる
  • 免疫力が低下してしまう
  • くる病にかかるリスクが高まる
  • 骨粗しょう症にかかるリスクが高まる
  • 高血圧・動脈硬化などの生活習慣病にかかるリスクが高まる など

涙を流す指

子供が健康であるためにも、適切な量のカルシウムを摂らせたいところですね。

―補足:日本人はカルシウム摂取量が少ない-

もともと、日本人はカルシウムの摂取量が少ないそうです。なぜなのでしょう?

いくつかの理由が考えられています。例えば以下のような理由…。

・日本では、ほとんどの地域の水が「軟水」。軟水は、カルシウム・マグネシウムを多く含みません。つまり「飲み水からとれるカルシウムの量が少ない」というだけでなく、「軟水で育つ野菜からもカルシウムがあまり摂れない」ということです。

・伝統的な和食では、カルシウムを摂りづらいそう。そういえば、伝統的な和食に、乳製品はあまり使われていないですもんね…。

カルシウム不足は子供だけの問題ではなさそうです。パパ・ママも「カルシウムがちゃんと摂取できているのか」を確認してみましょう。

3. 子供はカルシウムをどれくらい摂取すればいいの? カルシウムを含む食品は?

子供たちは、カルシウムをどれくらい摂取すればいいのでしょうか? 推奨量についてお話ししていきますね。

厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、カルシウムの1日当たりの推奨量は以下の通りです。(3歳~17歳の場合のみ記載)

年齢 男の子 女の子
3歳~5歳 600mg/日 550mg/日
6歳~7歳 600mg/日 550mg/日
8歳~9歳 650mg/日 750mg/日
10歳~11歳 700mg/日 750mg/日
12歳~14歳 1,000mg/日 800mg/日
15歳~17歳 800mg/日 650mg/日

「うちの子、カルシウムの量が足りていないかも…」と思ったら、推奨量に近づけるように食事改善をしましょう♪

念のため、カルシウムを含む食品例もご紹介しておきますね。

【カルシウムを含む食品例】

桜エビ しらす干し ししゃも プロセスチーズ 油揚げ
厚揚げ がんもどき モロヘイヤ 小松菜 牛乳

―補足:牛乳嫌いを克服させるには?—

「カルシウムといえば牛乳」ですよね。

そんな牛乳は学校の給食でも出てきます。だからこそ、子供に牛乳嫌いを克服させ、苦しい思いをせずに飲んでほしいものです。

アレルギー・体質の問題でない場合は、どのようにして牛乳嫌いを克服させればいいのでしょう? 克服法について、少しだけお話ししておきます。

オススメの方法は「低温殺菌牛乳」を使った克服法。

「牛乳は独特のニオイがするから嫌だ」と言う子も多いはず。牛乳の独特なニオイは、牛乳が高温殺菌されるときに出てしまいます。

しかし、低温殺菌の牛乳ならニオイはないんだとか。普通の牛乳よりも「値段が高い」「消費期限が短い」のがマイナスポイントですが、まずは低温殺菌牛乳から子供に慣れてもらうといいでしょう。

4. 強い骨を育てるカルシウム! 上手に摂らせるコツ5選!

子供たちに、効率よくカルシウムを摂らせるためのコツをご紹介していきます。5つお話しするので、ぜひ試してくださいね♪

遊んでいる男の子

4-1. カルシウムを上手に摂らせるコツ|たんぱく質を摂らせよう

カルシウムの働きをサポートする「たんぱく質」。お子さんが、適切な量のたんぱく質を摂れるように心がけましょう。

様々な食品から、たんぱく質を摂取させてくださいね。

【たんぱく質を含む食品例】

しらす干し いくら かつお あじ まかじき
鶏ささみ ごま 納豆 アーモンド 油揚げ

4-2. カルシウムを上手に摂らせるコツ|ビタミンDを摂らせよう

体の中で、カルシウムがスムーズに働くためには「ビタミンD」が必要!

ビタミンDは、食品からのカルシウム吸収を助け、さらに骨・歯にカルシウムを運びます。また、血液中のカルシウム濃度の調整(血液中のカルシウムが少なくなると、骨のカルシウムを溶かして血液に渡す)などの役割も。

ちなみにビタミンDは、日光を浴びることによって、体で作ることができます。食品だと、例えば以下のようなものに含まれていますよ。

【ビタミンDを含む食品例】

あん肝 いくら しらす干し にしん ひらめ
かれい まかじき さば いさき にじます

4-3. カルシウムを上手に摂らせるコツ|ビタミンKを摂らせよう

「ビタミンK」は、カルシウムの骨への沈着をサポートします。

またビタミンKは、ケガをしたときにも大活躍する栄養素。止血するために働いてくれます。

【ビタミンKを含む食品例】

パセリ モロヘイヤ 納豆 バジル かいわれ大根
菜の花 ケール しそ サニーレタス わけぎ

4-4. カルシウムを上手に摂らせるコツ|マグネシウムを摂らせよう

「マグネシウム」も、カルシウムの働きを助ける栄養素。例えば、カルシウムが骨に定着するのをサポートしてくれます。

【マグネシウムを含む食品例】

しらす干し 豆味噌 赤味噌 あさり がんもどき
いくら 桜エビ すじこ つぶ貝 はまぐり

4-5. カルシウムを上手に摂らせるコツ|牛乳に頼り過ぎない

コップ1杯分(200g)の牛乳には、カルシウムが220mg含まれています。だからといって「牛乳をたくさん飲ませれば、1日分のカルシウムなんて簡単に摂らせられる」はちょっと危険な考え…。

牛乳は脂肪分が多いため、飲ませ過ぎると子供が肥満になってしまうかもしれません。

また、牛乳の飲み過ぎでお腹がいっぱいになると、子供の食欲がなくなるでしょう。他の栄養素が摂れなくなる原因になりますね。

1日に飲む牛乳の量はほどほどに。

カルシウムは、色々な食品から美味しく摂りたいものです。

5. 【まとめ】子供の健康・身長の伸びをサポート! カルシウムも摂れる、栄養バランスを考えた食事を作ろう!

カルシウムについて、ザッとお話ししました。子供の健康を考えると、カルシウムもちゃんと摂取させたいですね♪

また、私たちの体の中では、カルシウム以外にも様々な栄養素が働いています。特定の栄養素だけを摂取させるのでは不十分です。

カルシウムを含めた、様々な栄養素をきちんと摂れる――。

栄養バランスを考えた食事を、子供に作ってあげられるのが理想ですね♪

淡いピンクのお鍋

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