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低身長を病院で診てもらおう! 初診~治療までの流れを把握

 2018/02/26 身長コラム  
低身長 治療アイキャッチ画像

低身長を病院で診てもらう場合、どんな検査や治療が行われるのでしょうか? 気になっている親御さんも多いでしょう。

そこで、このページでは「低身長の検査・治療」について触れていこうと思います。参考になるでしょうから、ぜひ読んでみてくださいね♪

1. 低身長をお医者さんに診てもらおう!

低身長は、病気によって引き起こされることがあります。別ページ低身長を招く病気って? どんな病院で診てもらうべき?でもお話ししていますが、低身長で病院へ行くことが、子供の元気を守ることに繋がるかもしれません。

お子さんの身長と正しく向き合い、対処していくためにも「病院へ行くことはとても大事」と考えてくださいね。

1-1. 低身長で病院へ。どんなときに行けばいいの?

お子さんの成長を見ていて「大丈夫かな?」「ちょっとおかしい気がする」と思ったら、念のためお医者さんに相談してみるといいでしょう。

また、成長曲線グラフに記入することで、「わが子の体重・身長が、同性同年齢の子の平均体重・身長とどれくらい離れているか」を知ることが可能です。(成長曲線グラフについては、無料でダウンロードできるサイトがいくつかあります。持っていない方はチェックしてみてくださいね)

成長曲線グラフに記入し、お子さんの身長が「-2SD(※)ギリギリor下回っている」という場合は病院に行くようにしましょう。「子供の身長があまり伸びていない(成長具合が横ばいになっている)」「突然成長が止まったように見える」という場合も注意ですので、お医者さんに診てもらってくださいね。

※SDとは

‥「Standard Deviation=標準偏差」の略

1-2. 低身長は、どんなお医者さんに診てもらえばいいの?

「低身長をお医者さんに診てもらいたい。どんなお医者さんを選べばいいの?」と思った方もいるでしょう。

低身長を診てもらう場合、「内分泌代謝科専門医(小児科)」や、「公益財団法人 成長科学協会指定の地区委員である医師」がよいそうです。

お医者さん候補が決まったら、事前に問い合わせをし、お子さんの低身長を診てもらえるかどうか確認しましょう。

2. 低身長で病院へ行くと、どんな検査をすることになるの?

低身長で病院へ行った場合、どんな検査をすることになるのでしょう?

初診・再診に分けて、検査内容についてご説明していきます。

女医のお人形

2-1. 低身長・初診

初診では、だいたい以下のようなことをするそうです。

2-1-1. 問診

お子さんのことだけでなく、「親御さんの子供時代の成長具合」などについても話すでしょう。問診の際、以下があると便利です。

  • 子供の成長具合を書き込んだ成長曲線グラフ(「親御さんの子供時代の成長具合」を書き込んだグラフもあればなお良し)
  • 母子手帳
  • 子供が通っている園や学校の身体測定データ
  • 子供の病歴が分かる資料やお薬手帳
  • 親族の身長や病歴を書いたメモ

2-1-2. 診察

腹部・胸部・甲状腺・二次性徴のチェックを行うでしょう。

また、低身長の原因となる病気には、外見に症状が出るものが。(例:軟骨無形成症・ターナー症候群)そのため、お子さんの外見も確認します。

2-1-3. スクリーニング検査

血液検査・尿検査・手のレントゲン検査を行うでしょう。

手のレントゲン検査を行うのは、お子さんの「骨年齢」も確認するため。レントゲンを撮り、骨端線(※)が閉じていることが判明した場合は「将来的な身長の伸びは見込めない」ということになります。

※骨端線(こったんせん)

‥骨端線とは子供の骨にある「軟骨細胞の集まり」。骨端線が成長することで、骨が伸びて、身長が高くなります。

骨端線のイラストレントゲン解説付き

2-2. 低身長・再診

初診で行われた検査の結果、「低身長なのは病気のせいかも」となった場合、疑われる病気を特定するための検査をします。

検査内容は疑われる病気によって変わります。

例えば「成長ホルモン分泌不全が低身長の原因かもしれない」という場合は、「成長ホルモン分泌刺激試験(負荷試験)」も行われることでしょう。

―成長ホルモン分泌刺激試験―

成長ホルモン分泌を促す薬を子供に投与し、体内でどれくらいの成長ホルモンが分泌されているのかを調べます。

薬を投与した後は、2時間の間に数回の採血が。ちなみに、採血をするための針は1回目以降刺したままにするため、何度も痛い思いをしなくてすむそうです。

成長ホルモン分泌を促す薬は何種類かあり、上記の検査は2種類2回以上行う必要があります。(1種類1回だけの検査では不十分な結果となる)

成長ホルモン分泌刺激試験のため、入院するケースも。

病院と芝生

3. 子供が「成長ホルモン分泌不全性低身長症」だった場合、どんな治療をするの?

健康保険適用である低身長を招く病気で、よくあるのが「成長ホルモン分泌不全性低身長症」だそうです。そのため、この章では「成長ホルモン分泌不全性低身長症の治療」についてご紹介します。

3-1. 成長ホルモン補充療法ってなに?

成長ホルモン分泌不全性低身長症の場合は「成長ホルモン補充療法」を行うことになるそう。

成長ホルモン補充療法では「成長ホルモンの自己注射」をすすめられるでしょう。子供が小さい場合・慣れていない場合は、親御さんが子供に注射を打つことになるはずです。

成長ホルモンの自己注射は、皮膚浅くに注射する皮下注射。さらに、自己注射を使い始める前は、お医者さんから丁寧な指導があるでしょうし、注射器の扱いも簡単なんだとか。

親御さんが「注射を子供に打つこと」、お子さんが「注射を打たれること」に慣れてくると、親子ともに心の負担も軽くなりそうですね。

ちなみに、成長ホルモン補充療法で身長の伸びが見込めるのは、子供の骨の「骨端線」が閉じてしまうまで。成長ホルモン補充療法を始めた時期にもよりますが、身長の伸びを促すのであれば、「骨端線が閉じるまで、何年も続けなければならないかも」と覚悟しましょう。

成長ホルモン補充療法を開始したら、お子さんは定期的に通院することになります。(成長ホルモン剤の受け取りが月1回あります。受け取りは親御さんだけでも可)

3-2. 成長ホルモン補充療法の副作用は?

成長ホルモン補充療法で使用する成長ホルモンは、「人工的に合成された、体で作られる成長ホルモンと同じもの」です。そのため、重大な副作用が出てしまう可能性は低いそう。

しかし報告されている副作用も少なからずあるようなので、成長ホルモン剤の自己注射を行う前に、お医者さんからしっかりと話を聞くようにしてください

 

3-3. 成長ホルモン補充療法の費用はどれくらいかかるの?

「子供が成長ホルモン分泌不全性低身長症。健康保険が使えるので、費用は3割負担になる」という場合だと、どれくらいの額になるのでしょう?

費用は子供の体重によって変わってきます。「お子さんの体重×10,000円×0.3」が、1ヶ月にかかるざっくりとした費用と考えましょう。(例:子供の体重25kg×10,000円×0.3=75,000円/月)

3割負担でもかなりの額となります。そのため「助成を受けたい」と考える人も。

例えば、成長ホルモン分泌不全性低身長症の場合は「小児慢性特定疾患治療研究事業による医療費助成制度」が使えることも。条件をクリアしていれば、助成を受けることができ、治療費も安くなります。

健康保険の「高額療養費制度」を利用できれば、支払う治療費が一定額を超えた際、超えた分のお金を後で返してもらえます。ちなみに、一定額は年齢・所得などによって決まるそうです。

4. 【まとめ】子供の低身長と正しく向き合おう!

以上でこのページはおしまいです。

「子供の背がすごく低い」「心配な点がある」という場合は、ひとまず病院へ。原因を知って、正しく向き合いましょう。

親子の手

あなたのお子さんが、元気いっぱい・スクスクと育つことを願っています♪

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