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低身長を招く病気って? どんな病院で診てもらうべき?

 2018/02/22 身長コラム  
低身長 アイキャッチ画像

子供の成長を見ていて、ふと「うちの子、極端に小さいかも…」「身長の伸びが悪い気がする…」と思ったことがありませんか? 親御さんの小さな気づきが、お子さんの体を守ることに繋がるかもしれません。

低身長は、何らかの病気によって引き起こされることがあります。そのため、子供の低身長に気付いたら、お医者さんに相談するようにしましょう。

このページでは「低身長と病気」について、詳しくお話ししていきます。

具体的には、「成長曲線グラフについて」「低身長を診てもらえる病院」「低身長を引き起こす病気例」についてご説明! ぜひ参考にしてくださいね。

1. 子供の成長具合を、成長曲線グラフで確認! 低身長を診てもらえる病院って?

「年齢ごとの平均体重・身長」と「わが子の体重・身長」を比べることができる、成長曲線グラフ。

成長曲線グラフに、お子さんの体重・身長を記入してみましょう。(グラフを持っていない方はインターネットで調べてみてください。ダウンロードできるサイトがいくつか見つかるはずです♪)

成長曲線グラフに記入し「子供の身長が-2SDギリギリor下回る」「成長が停滞している」などが見られる場合は、医師の診察を受けることをオススメします。また、お子さんの成長に関して、何か不安な点がある場合は、病院に行ってお医者さんに尋ねてみましょう。

低身長を診てもらうのであれば「公益財団法人 成長科学協会が指定する地区委員である医師」「内分泌代謝科(小児科)専門医」を選ぶと良いそうです。

次の章からは「低身長を招く病気(例)」をいくつかご紹介していきます。

2. 低身長の原因|内分泌疾患

「内分泌疾患」とは、ホルモンの分泌が少なすぎたり、多すぎたりする病気の総称です。内分泌疾患に当たる病気は、例えば以下のようなもの。

2-1. 成長ホルモン分泌不全性低身長症

成長ホルモンの分泌量が少なすぎて起こる「成長ホルモン分泌不全性低身長症」。

成長ホルモンとは、脳の下垂体から分泌されるホルモンで、骨・筋肉が育つように働いてくれます。よって、成長ホルモンの分泌量が少ないと、低身長を引き起こす可能性があるのです。

成長ホルモン分泌不全性低身長症の3分の2が「原因がはっきりしない」、残り3分の1は「後天性」です。後天性の場合は、脳腫瘍の存在も考えられます。

お医者さんのお人形

2-2. 甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの分泌量が少なすぎて起こる「甲状腺機能低下症」。

体温低下・体のだるさ・眠気・顔のむくみ・貧血などなど、甲状腺機能低下症の症状は様々です。そして、成長期の子供が甲状腺機能低下症を起こしてしまうと、身長の伸びが妨げられることもあります。

甲状腺機能低下症は原発性である場合が多いそう。そして、原発性の場合は「橋本病(甲状腺に炎症を起こす・慢性)」が原因で起こるケースが多いです。

2-3. 思春期早発症

性ホルモンの影響で、周りの子より2~3年ほど早く思春期が来てしまう「思春期早発症」。

男の子の場合は「睾丸の発育」「陰毛の発生」などが、女の子の場合は「胸の膨らみ」「生理」などが早くから見られます。

あまりにも思春期が早く始まり、体が大人に近づくと、子供自身も戸惑うことでしょう。

また、思春期早発症を起こすと、子供の骨に存在する「骨端線(こったんせん)」が閉じる時期も早くなります。そのため、周りの子よりも早くに、身長の伸びがストップするのです。

思春期早発症が起こるのは、脳腫瘍のせいである場合も。

―補足:骨端線ってなに?―

「骨端線」という言葉を初めて耳にした方もいるでしょう。念のため、骨端線について軽くお話ししておきますね。

レントゲン写真の子供の骨を見てみると、骨の端に隙間が見えることでしょう。隙間(=骨端線)には軟骨細胞が集まっています。骨端線が育ち骨が伸びるので、子供の身長も伸びるのです。

骨端線のイラスト解説付き

3. 低身長の原因|染色体異常

染色体の数や形の異常により、以下のような病気が引き起こされることがあります。

3-1. ターナー症候群

女性が持つ、X染色体の異常によって起こる「ターナー症候群」。

人によって症状は異なりますが、低身長・首回りの皮膚がたるむ・卵巣機能の低下(胸が大きくならない・生理がこない)などの症状が出る方もいるそうです。

3-2. ダウン症候群

21番染色体が1本多い(合計3本ある)ことで起こる「ダウン症候群」。

特有の顔立ち・精神発達の遅れ・背が低いなどの特徴があります。

4. 低身長の原因|奇形症候群

染色体上の遺伝子に異常があることで、奇形が起こる疾患を「奇形症候群」と言います。奇形症候群には、以下のようなものがあります。

4-1. ヌーナン症候群

遺伝子の異常で起こる「ヌーナン症候群」。

特有の顔立ち・心疾患・身長が低い・思春期到来が遅れるなどの特徴があります。

ハート雲と病院

4-2. シルバー・ラッセル症候群

「シルバー・ラッセル症候群」も遺伝子の異常によって起こります。

お母さんの胎内での発達遅延・腕や足の長さが非対称・低身長などの症状があります。

4-3. プラダー・ウィリ症候群

生まれて間もなくから力が弱いため、息をすること・ミルクを飲むことが上手くできません。

肥満になりやすい(3歳以降)・精神発達の遅れ・低身長などの症状が現れます。

5. 低身長の原因|骨系統疾患

骨や軟骨などに、なんらかの障害があり引き起こされる「骨系統疾患」。例えば、以下3つも骨系統疾患です。

5-1. 軟骨無形成症

遺伝子変異の影響で、成長軟骨(=骨端線)に異常が出てしまい「軟骨無形成症」が起こります。

腕や足が短い・身長が低い・腰痛など、色々な症状が出る可能性ありです。

5-2. 軟骨低形成症

上でお話しした軟骨無形成症よりも軽症の場合は「軟骨低形成症」と呼ばれます。

腕や足が短い・低身長などの症状あり。

5-3. 骨形成不全症

「骨形成不全症」は、遺伝子変異・異常によって引き起こされます。

骨がもろくて折れやすい・骨が変形する・難聴などの症状が見られるそうです。

6. 低身長の原因|SGA性低身長症

お母さんの胎内にいた期間(在胎週数)から考えられる標準的な体重・身長よりも、小さく生まれた子供が「SGA児」です。

多くのSGA児は、2歳~3歳までに成長が追いついてきます。しかし、成長が追いつかない場合は「SGA性低身長症」であるかもしれません。

ちなみにSGAは「small for gestational age」を略したものです。

7. 低身長の原因|臓器の病気

心臓・肝臓・腎臓など、臓器の病気が身長の伸びを妨げることも。

臓器の病気が身長の伸びを妨げるなんて、ちょっと意外ですよね…。

8. 【まとめ】お医者さんと一緒に、低身長の原因を探ろう!

低身長の原因となる病気について、詳しくお話ししました。「低身長を招く病気って結構あるんだな…」と感じた方が多いと思います。

「身長が低いこと」は決して悪いことではありません。「子供の身長を伸ばしたい!」と親御さんが必死になり、子供に身長を伸ばすための行動を無理強いさせるのはNGです。

しかし「お子さんの身長が極端に低い」「不安な点がある」という状況を、そのまま放っておくのはやめましょう。お子さんの身長が低いのは、何らかの病気のせいかもしれません。

子供の身長がとても低い場合(例:成長曲線グラフで見ると-2SDを下回る)、成長に不安を感じる場合は、まず病院へ行く――。

とても大切なことです。お医者さんと一緒に低身長の原因を探り、原因にあった対処をしていきましょう。

病院へ行くのは勇気がいるかもしれませんが、「子供の健康を守るために!」と少しだけ頑張ってみてくださいね♪

爽やかな男の子

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